第40回 大須大道町人祭
官製の祭り「名古屋まつり」に対抗しようと、昭和53年(1978)に始まった「大須大道町人祭」は今年で40回目となりました。おいらん道中、大道芸を中心に庶民と共に楽しむ祭りとして有名です。
大須へのアクセス
大須
大須商店街にはファッション、アニメ、コスプレから電化製品までジャンルを問わずさまざまなお店が並んでいます。海外のアイテムを扱うショップや外国人が集まる飲食店なども多く、まさに「ごった煮」です。
おいらん道中
男衆が「大須太夫の、おな~り~」とおいらんの登場を知らせます。
大きな赤い傘の下においらんがいます。
一般公募で選ばれたおいらん(花魁)が、かむろ(禿)や傘持ちを引き連れ「高下駄で八文字」を描きながら、シャナリ、シャナリと街を練り歩きます。
おいらん宿
おいらん道中の起点、終点です。
明治時代に大須に遊郭が設置され、一大繁華街として栄えた歴史的背景から、祭の華として毎年このおいらん道中が行われています。
大須観音
大須のシンボルともいえる存在であり、「観音さん」の愛称で親しまれています。鮮やかな朱色の本堂前は撮影スポットとしても人気があります。また、境内に集まる多くの鳩も有名で、国内外の観光客が多く訪れます。
例年ここは人だかりができるのですが、あいにくの天気のため全然活気がありませんでした。残念です。
ふれあい広場
巨大招き猫
木遣り 大須消防団
この後ここで、大駱駝艦による金粉ショウが行われました。おそらく大須大道町人祭で一番有名なショウなのですが、写真の掲載はできません。すいませんが興味がある方は「金粉ショー」で写真や動画を検索してください。
その他の芸人
津軽三味線ユニット セ三味ストリート
彫像パフォーマー エトランゼ、POTE
ロービング un-pa
感想
日曜日に大須大道町人祭へ行ったのですが、この日は一日中雨が降っていました。そのためイベント会場やスケジュールが変更、中止になったりとかなりあわただしい様子でした。ただ、天候が相手なら仕方がありませんね。
ここに紹介した以外にもたくさんの大道芸があって、とても全部は紹介しきれません。風物屋台も並んでいて、こういうお祭りはいいですね。日常を離れ非日常へ、ハレとケの区別がそこにはありました。
大駱駝艦の金粉ショウについて。伝統か猥褻か、芸能かエロかいろいろな意見がありますが、一度見てみるべきものであると私は思います。相当な覚悟がないとこのパフォーマンスはできません。「投げ銭」が多く飛んでいました。
天気が雨だったのは残念でしたが、十分に楽しむことができました。少し気が早いですが、今から来年が楽しみです。