元祖天むすの千寿
昭和30年(1955)に創業された三重県津市の天ぷら屋、千寿から「天むす」が誕生しました。昭和30年代初め、昼食を取る暇もないほど忙しく働く夫のために「せめて栄養があるものを」と、水谷ヨネさんが、エビの天ぷらをおむすびの中に入れて出した。これが美味しくて、店でも出すようになりました。
元祖天むすの千寿へのアクセス
JR紀勢本線・近鉄名古屋線「津駅」東口より、三重交通バス「三重会館」下車徒歩2分。
店内の雰囲気
こぢんまりとしたⅬ字型カウンターの8席のみです。
天むす
天むす5個ときゃらぶき 650円
米は三重のブランド米「結びの神」を使用。
作り置きはせず、注文を受けてから握ります。
エビは初期は車エビ、現在はアカシャエビが主流。
コーン油も最高級の品質のものを使用。
海苔は伊勢海苔。
きゃらぶきは国内産高級ふきを使用。
エビ天が見えないのが元祖のスタイルです。
きゃらぶき
天むすの付け合わせとして外すことのできないきゃらぶき。
これも千寿が最初で、他の店も皆これにならっています。
感想
なごやめしの天むすですが、その発祥は三重県津市の千寿であるというのは広く知られた話です。ここから暖簾分けされた上前津の千寿から全国に広まり、天むすは全国区のなごやめしとなりました。
暖簾・包装紙・ラベルには「めいふつ」と書かれています。「めいぶつ」ではありません。初代が天むす一本で勝負すると決めたとき、必ず名物に育てるという決意を込め、あえて濁点を外しめいふつと名付けました。
とてもおいしかったです。おむすび自体は小さめで何個でも食べれるのでは?と思いました。県外からも多くの人が足を運ぶ有名店。私もここ訪れることができて良かったです。